ロニー・ジェイムズ・ディオ、67歳の栄冠

このブログにコメントを残してくださった"通りすが郎"さんという方が、先日このブログでも取り上げたHEAVEN & HELLの「THE DEVIL YOU KNOW」が全米チャート8位に輝いたというニュースを教えてくれました。

AS I LAY DYINGやBULLET FOR MY VALENTINE、そしてLAMB OF GODなど、近年はぼちぼち全米TOP10に食い込むメタル・バンドは出てきている。

しかしそれらは皆、若くて旬なバンド。それに対してこのHEAVEN & HELLは平均年齢を数えるのも恐ろしい、ファンの贔屓目で見てもミュージシャンとしてのピークはとうに過ぎたロートルである。

それが全米TOP10入り。これは凄いことですよ。

いや、METALLICAやGUNS N' ROSES、MOTLEY CRUEやDEF LEPPARDなんかも昨年全米TOP10入りしてますが、この辺は既にメタルの枠を超えてしまった方々ですからね。

とにかく、これだけでも凄いのに、この順位はロニー・ジェイムズ・ディオ個人にとってはさらに凄いことに気が付いた。

このバンド名の元ネタになったBLACK SABBATHの「HEAVEN AND HELL」。
HR/HM史上に残る名盤として名高いこの名作も、全米チャートの最高位は28位である。

そしてDIO。ロニー・ジェイムズ・ディオ個人にとっては最も思い入れがあるであろう、「自分のバンド」だ。
とてもアメリカ受けするとは思えない音楽性とアルバムジャケットだったが、実は結構売れており、「HOLY DIVER」と「THE LAST IN LINE」の2枚はアメリカでプラチナム(100万枚セールス)を記録している。

しかし、チャートでの順位は「THE LAST IN LINE」の24位が最高位だ。

日本で評価の高いRAINBOWは、実はアメリカでは今ふたつで、全米チャートの最高位は、DEEP PURPLE人気の余波が残っていたデビュー作の30位で、様式美の聖典とされる代表作「RISING」は全米チャートでは48位にとどまっている。

そう、ロニー・ジェイムズ・ディオの長く輝かしい(90年代以降はさほど輝かしくもないが…)キャリアにおいて、なんとこの最新アルバムの成績こそが全米チャートの最高記録なのだ。

(ちなみに、元BLACK SABBATHのトニーとギーザーは、オジー時代の「MASTAR OF REALITY」アルバムで一度全米8位を記録している)

ロニー・ジェイムズ・ディオはもうすぐ67歳。
ウィキペディアにもそう書いてあるし、一緒にツアーをした際にパスポートを盗み見たというニルス・パトリック・ヨハンソンが「1942年生まれだった」と証言している(今月号のBURRN!誌におけるLIONS SHAREのインタビュー参照)から間違いないだろう。
平均寿命が延びた現代においても、そろそろ老人と呼ばれておかしくない年齢だ。

HR/HMという、およそ老人とは無縁に思える音楽のフィールドで、67歳においてピークを迎えるとは(もちろん全米チャートは成功のひとつの尺度に過ぎないが、決して小さくはない尺度であろう)誰が想像できただろうか。

生きていれば世の中何があるかわからない。言葉にするとなんかありふれた響きだが、この言葉をここまで実感させられたニュースは久々でした。


◆ニュースソース
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=119520
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