BLESSED BY A BROKEN HEART 来日公演@原宿アストロホール

「ムビョバディ」で話題のBLESSED BY A BROKEN HEART(以下BBABH)を原宿アストロホールで観てきました。

いや、先日のNHK-FMでのオンエア以来盛り上がっている感じだし(このブログにもBBABH関連での検索で来る人が増えた)、元々ちょっとライヴは楽しそうだな、と思っていたので。

まあ、仕事が抜け出せそうだったというのが物理的には一番重要なポイントだったのですが。

開演30分くらい前に着いて当日券を買う。
この期に及んでもまだ270番台前半。うーん、やはりこのクラスのバンドが単独公演はやっぱりキツかったのではないか?

ビールを飲みつつフロアを見渡す。メタT率はそんなに高くない。
普通のストリートっぽい格好の若者が多いかな。男女比は6:4くらい? 女の子が結構多い。カップル含めて、だけど。

一昨日のTRIVIUM / BLACK TIDEよりもさらに客層は若そうで、スーツ姿の自分は浮きまくりでした。
スーツは10人もいなかったねきっと。

NHK効果かはたまた招待券効果か、開演時には7~8割方フロアが埋まってひと安心。

そして会場が暗転した後、アルバムのイントロから「She Wolf」でショウがスタート。
サビではフロア前方を中心に合唱が巻き起こる。

メンバーがみんなカッコいい。全員が美形、ってわけじゃないけど、バンドに華がある。
アルバムに載っている写真だとLAグラム・メタルのパロディ・バンドみたいだったけど、いま目の前にいるメンバーたちはもう少しナチュラルでイマドキな感じ。

髪を切ったVoのトニーなんて遠目にはキアヌ・リーヴスと長瀬智也を足して2で割ったようなイケメンに見える。
正直「IN ROCK」とかに出ていても全然違和感がないと思いました。

続いてアルバムの流れ通り「Show Me What You Got」。冒頭の2バス疾走パートでヘドバン。
トリガーを使っているのか、バスドラの音がデカくて気持ちいい。

3曲目は「Blood On Your Hands」。冒頭からシュレッド・ショーン(G)の速弾きが炸裂。前2曲でもそうだったけど、この人ソロ・パートではほぼ必ずといっていいほどセンターに来てネックを立ててプレイする典型的なギター・ヒーロー・タイプだ。かなり上手い。

長髪のストレートで見た目も一番メタルっぽい(元SONATA ARCTICAのヤニ・リマタイネンにちょっと似てると思った)。
この人がこのバンドのメタル成分の大半を担っている感じがしたな。

MCでトニーが「また日本に戻ってくるぜ」と言うと、バンドの中心人物であるタイラー・ホア(B)が「ラウドパーク」と一言。
おっ、これは暴露かリップサービスか。クリエイティブマンだから可能性は充分あるね。

途中メンバーが引っ込んだと思ったらマイケル・ジャクソンの「Beat It」が流れ出し、その曲に合わせてシュレッド・ショーンのソロタイムが開始。この手のバンドでソロタイムって珍しい。いや、マイケル・ジャクソンに合わせてギター・ソロってのも珍しいんだけど(笑)。

一番の見せ場(オリジナルだとエディ・ヴァン・ヘイレンのソロ)の箇所でボリューム・ペダルを踏み間違ったのか単に弾きそこなったのか音が小さくなってしまったのが残念だったが、その後名誉挽回とばかりに最後までピロピロ弾き倒していた。

が、途中トニーがフロアに飛び込んで(!)ブレイクダンスを披露した(!)ため、観客の視線はショーンではなくトニーに釘付け。残念でした(笑)。

後半、80年代ポップ・メタル風味全開の「To Be Young」やメロハー風の哀愁が印象的な「Ride Into The Night」、これまた80年代っぽさが甘酸っぱくも心地よい「Side By Side」などを立て続けにプレイ。

やっぱりみんなで歌えるライヴは楽しい。
しかも、そんな曲でもモッシュやダイブが起こったりするんだから不思議!

「女の子、いる?」「イエー!」「カワイイネ!(日本語)」なんてやり取りから「She's Dangerous」へ流れるなど、ショウの盛り上げ、組み立てもなかなか達者で、ときに天井の梁にぶら下がり、パイプづたいに観客の頭上を移動してみたり、バク転を披露して「I'm A Ninja」とうそぶいてみたりとアクティブなパフォーマンスを見せるトニーは素晴らしいフロントマンだ。

アンコールではKeyのレックス(元STILL REMAINS)がベースを持ち、BのタイラーとトニーのツインVo(というかラップの掛け合い)で「Mic Skillz 2」をプレイ。

途中トニーがフロアを左右に分け、Wall Of Deathをやらせるなど(こんな狭い所で!)盛り上がってはいたが、この手の曲はピュア・メタラーである自分的にはちと厳しい。

ノリ的にはハードコアのライヴのような殺伐としたものではなく、東急ハンズのパーティグッズ売り場で売っているようなオモチャ(糸のようなものを出す銃とか、紙吹雪をまき散らすものとか)まで飛び出してむしろDJ OZMAのステージみたいなお祭りノリなんだけど。

そして最後は待ってましたの「Move Your Body」!
フロアにビーチボールが何個も投げ込まれ、会場中をビーチボールが跳ね回る中、「ムビョバディ」の大合唱。
ステージに観客の女の子が何人も上げられ、踊るわ歌うわの乱痴気騒ぎ。
こんなメタルのライヴ観たことねぇ(笑)。楽しすぎる。

いや、メタルのライヴだと思って観ていない人も相当いそうだけど(笑)。

なんせ持ち曲が少ないので1時間程度で終わってしまったが、それもまた三十路的には悪くない(笑)。
エンディングのSEは映画「トップガン」の「Top Gun Anthem」。先のマイケルといい、どこまで80年代好きなんだコイツら。
気が合うね。俺と(笑)。

いや~こりゃこんな小さいハコに来た人たちだけで独占するのはもったいないくらいのエンターテインメント・ショウだったね。
LOUD PARK、ホントに来るならこりゃ楽しみだ。


蛇足ですが、メタラー的には今年が旬ですよ。あんま売れてない今なら「こういうのもたまにはいいね」とメタラーの多くが寛容になれるけど、売れてミーハーなファンがたくさん付いてくると叩く人がいっぱい出そうな気がするし(苦笑)。

ルックスは派手だし、ぶっちゃけ音楽に深みはないし、叩こうと思えばいくらでも叩けるバンドだからね。
このひたすら明るく楽しいライヴも、ネクラな人が多いメタラー(僕も割とそうです)には受け付けない人も多そうだし。
個人的にはそういうバンドがいた方がシーンが盛り上がって良いと思いますけどね。
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