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ヴィニー・ポールが死去

PANTERA、DAMAGEPLAN、HELLYEAHのドラマーとして知られるヴィニー・ポールが6月22日に亡くなったそうです。54歳でした。

何の前触れもなかっただけに、最初「死んだ」という情報だけ目にした時には事故か、あるいは弟だったダイムバッグ・ダレル同様、殺人事件でも起きたのかと思ってしまいましたが、「就寝中に亡くなった」という情報だけで死因は明らかにされていないので、少なくとも事件性のある死に方ではなかったのでしょう。

まあ、80年代からロックン・ロール・ライフを送ってきた人だし、体型を見てもヘルシーな生活を送っていたとは思えないので、何の理由もないってことはないのでしょうが…。

いずれにせよ、還暦どころか70歳を迎えても現役でやっている人がいる中で、早すぎる死であったことは間違いありません。

私自身が彼の熱心なファンだったとは言い難いですが、LOUD PARK 10に出演したHELLYEAHを観た時にはやはり凄いドラマーだと思いましたし、世代だけにPANTERAはけっこう聴いていたので、HR/HMシーンを代表するドラマーの一人であるという認識は持っていました。

しかしエディとアレックスのヴァン・ヘイレン兄弟と並ぶ、最高のミュージシャン兄弟がもう二人ともこの世にいないとは。何だか今一つリアリティが持てません。

どうでもいいですが、ヴァン・ヘイレン兄弟といい、このダレルとヴィニーのアボット兄弟といい、STRYPERのマイケル&ロバートのスウィート兄弟といい、兄がドラムで弟がギター、というケースが多いあたりに兄弟という関係のメンタリティの在り方が窺われますね。

イェンスとアンダースのヨハンソン兄弟も弟がメロディ楽器、兄がリズム楽器という点で通じますし(GYZEの篠本兄弟は逆ですが)。

ヴィニーの死については、凶弾に倒れた弟に早く会いに行きたかったんだろう、と考えるのが一番美しい受け止め方なんでしょうね。ご冥福をお祈り申し上げます。

◆『Rolling Stone』の追悼記事
パンテラの結成メンバー、故ヴィニー・ポールがヘヴィメタル史に残した功績

◆ミュージシャンの追悼コメントまとめ(amass)
http://amass.jp/106895/

私が初めてヴィニーのプレイに触れたPANTERAの"Mouth For War"のMV


米Loudwire「ヴィニー・ポールの忘れられない瞬間 10選」

LOUD PARK 2018 開催見送り

まあ、だいぶ前から薄々そうなんじゃないかと思っていましたし、GW明けに何の発表もなかった時点でもはや確信していましたが、今年、LOUD PARKは開催されないそうです。

「お客様に満足いただける内容を提供することが困難と判断」した結果だそうですが、それはアーティストのスケジュール面の問題だったのか、予算的な問題だったのか、会場的な問題だったのか、詳細な理由は関係者のみぞ知る、という感じです。

個人的には、目玉となるヘッドライナーが見つからなったとか、Evoken de Valhall ProductionやAliveといった新興の呼び屋にアーティストを取られて、駒が揃わなかったとか、その辺の事情ではないかと推測しています。

年に一度のメタラーの祭典がなくなる。これはですね、「興味がなかったバンドの魅力に気付く機会がなくなる」「自分の周りにはあまりいないメタル好きがたくさんいることを実感する機会がなくなる」という、単に1イベントが行なわれない、という以上に、メタル・マーケットにとって痛い出来事です。

好きなバンドでも、単独公演のために上京するのはちょっと…という地方の方でも、LOUD PARKのようにたくさんのバンドを一度に観られるなら行こうかな、という気になる人もいたことでしょう。

実際にライブを体験することでよりメタルが好きになる、ライブを観たことで(自分にとって)新しいバンド、新しい音楽に興味を持つ人もいたと思われるだけに、つくづく残念です。

個人的には、近年のLOUD PARKはちょっと『BURRN! FESTIVAL』みたいな感じになっていたので、もっと新旧洋邦取り交ぜたラインナップにしてもよかったんじゃないかと思ってます。

そういうバラエティに富んだメンツにするとWeb上でガタガタ言う保守的というか心の狭い人たちがいますが、そういう人はそもそも行かないか、「不満だったけど行ったら楽しめた」となる人なので無視すればいいのです。

実際の所、興味ないバンドが適度にある方が休憩/メシタイムが取りやすいですしね(笑)。

元々『METAL PARK』ではなく『LOUD PARK』という名前である所以は、そういう狭い意味での「メタル」にとらわれず、幅広いうるさい音のバンドが集えるような場というニュアンスだったんじゃないかと思うんですよね。響きとしてはだいぶカッコ悪いと個人的には思っていますが。

まあ、いちメタル・ファンとしては、とにかく来年以降の復活とコンスタントな開催を願うしかありません。

とりあえず、今年来日する(した)メタル・バンドを並べて、自分だけの「妄想LOUD PARK 2018」を考えて終わりたいと思います。

ヘッドライナーについては、今年の来日予定はありませんが、新作を発表したJUDAS PRIESTと、「最後のツアー」を発表したSLAYERを想定しておきます。

【1日目】

JUDAS PRIEST
MASTODON
ANGRA
MACHINE HEAD
SONS OF APOLLO
SEPULTURA
TREAT
THE CROWN
THE DEAD DAISIES
THE AGONIST
BEAST IN BLACK
LOVEBITES

◆EXTREME STAGE

DIMMU BORGIR
SATRYCON
MARDUK
DARK FUNERAL
TAAKE
NAGLFAR


【2日目】

SLAYER
ARCH ENEMY
KAMELOT
AMORPHIS
THE POODLES
AT THE GATES
RAGE
DEATH ANGEL
STRYPER
H.E.A.T
ELUVEITIE
THOUSAND EYES

◆KINGDOM STAGE

RIOT
NOCTURNAL RITES
DESTINIA
DRAGONLAND
CIVIL WAR
ORDEN ORGAN

完全に『BURRN! FESTIVAL』になってしまいました(笑)。

自分で考えておいて「これは観たいアーティスト被り」が生まれる悲しいラインナップだなあ…と思います(笑)。
しかし、そういう経験を経て人は「決断力」という人生にとって大切なものを身に着けていくのです(?)。


※クリエイティブマン LOUD PARK事務局からのお知らせページ

◆LOUD PARKを偲ぶ映像

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CONCEPTIONがロイ・カーン(Vo : 元KAMELOT)を含むラインナップで再結成

元KAMELOTのロイ・カーンが在籍していたことで知られるノルウェーのプログレッシヴ・メタル・バンド、CONCEPTIONが再結成し、この秋にシングルEPを発表すべく、PLEDGE MUSICでクラウドファンディングを募っています。

PLEDGE MUSICのCONCEPTIONキャンペーンページ

先日、ロイ・カーンがYouTube上でソロ楽曲を発表していましたが、まさかCONCEPTION再結成が実現するとは…。

上記クラウドファンディングページの映像で「みんなで戻って来れて嬉しいよ。僕らの強固な絆が創造性の基盤につながっている。進化した、でもCONCEPTION印がちゃんと保たれた新しい音楽を提示することが待ちきれない」と、ロイ・カーンがトゥーレ・オストビー(ARK)と共に語っていますが、いたってヘルシーな感じで、KAMELOT脱退の原因となったと言われる燃え尽き症候群からは完全に回復したことを感じさせます。

教会で働いていたと聞いていたので、てっきり「出家」状態というか、下手すると洗脳されてた頃のX JAPANのToshiみたいになっているんじゃないかとさえ思っていましたが、こうして元気そうな姿を見られるのは久しぶりに懐かしい友人に会えたみたいで嬉しいですね。

個人的にはトゥーレ・オストビー(G)の才能もこのままシーンから消えてしまうには惜しいと思っていたので、彼の復帰も嬉しいですね。

最後に彼の名前を見たのは元DA VINCHIのビヨーン・ボルグ(Vo, B)率いるSTREET LEGALの2nd『BITE THE BULLET』(2009)にメンバーとしてクレジットされていたのが最後でしょうか。ほぼ10年ぶりのシーン復帰ですね。

CONCEPTIONは、1998年の解散後の欧州におけるプログレッシヴ・メタル人気を思うと、明らかに「10年早かった」バンドで、21世紀にデビューしていたらもっと成功していたのではないかと思います。

ただそうなった場合はあのKAMELOTの名作群は生まれなかったわけで、そう考えると痛し痒しなわけですが(苦笑)。

新EPは今年の秋のリリースを目指しているそうです。

※ニュースソース
http://www.blabbermouth.net/news/former-kamelot-singer-roy-khan-is-back-with-reunited-conception-new-ep-due-this-fall/

◆来日公演時の映像




これは1996年にGAMMA RAYの前座として来日した時の日比谷公会堂公演ですね。このVHS起こしと思われる劣悪な映像でも演奏の上手さは伝わってきます。ロイ・カーンの服装はどちらも別ベクトルで若気の至り感が否めませんが(笑)。

◆「Roll The Fire」のMV

さすがYouTube、すごいもんが上がってますね。画質はこれも劣悪ですが。

VISION DIVINEからファビオ・リオーネが脱退

ファビオ・リオーネ(元RHAPSODY OF FIRE, 現ANGRA)がVISION DIVINEから脱退したことを自身のFacebookページで発表していました。

まあ、2012年の『DESTINATION SET TO NOWHERE』以来新作も出ていなかったし、ライブも2016年12月を最後に行なっていないという実質的に活動休止状態だったので、特に驚きはないというか、むしろまだメンバーだったの? ってくらいの感覚ですが。

これでファビオ・リオーネが所属するパーマネントなバンドはANGRAだけに絞られたということだと思いますが、近年ほぼ活動していないVISION DIVINEを離れたことによって何か活動が変わるかというと、ほぼ何も変わらないと思われます。

少なくとも、RHAPSODY OF FIREを脱退したこととはまったく「重さ」が違う話だと思いますが、一応当サイト/ブログの読者の方にとってはそれなりに関心の高いアーティストだと思いますので、一応取り上げてみました。

しかしファビオ、RHAPSODY OF FIRE脱退後のゲスト仕事っぷりはハンパないですね。昨年2017年だけでSTEEL SEALにALDARIA、ANCESTRAL DAWNにSOULSPELL、COHERERNT SOULS ORCHESTRAにEUROPICAにVENDAVALにENEMY OF REALITYにSAILING TO NOWHARE、そして先日このブログで取り上げたALOGIAと、私が把握できたものだけで10ものプロジェクトにゲスト参加しています。

この人は自国イタリアのみならず、スペインやロシア、ハンガリーやペルーなど、かなりマイナーな国のインディーズというか、いわゆる自主制作盤みたいなアルバムにも数多く参加しているのが特徴で、かつてはJ Storm名義でユーロビートを歌っていたことから考えても、良くも悪くも仕事を選ばない腰の軽い人なのでしょうね。

これなら多分、日本のバンドの仕事でも金額とスケジュールさえ折り合えば参加してくれそうな気がするので、曲には自信あるし、演奏もバッチリなんだけど、良いヴォーカリストが見つからない、あるいは国際的な知名度のあるゲストに参加してほしい…というバンドの方はFacebookとかでコンタクトしてみてはいかがでしょうか(笑)。

しかしYouTubeで「feat Fabio Lione」で検索すると、出るわ出るわ、ライブにおけるゲスト参加を含めたら数えきれないほど。その一部をご紹介してこのエントリーを終わりたいと思います(いずれもオーディエンス映像なので経年によるリンク切れはご容赦ください)。

◆GAMMA RAYのステージでHELLOWEENの「Future World」を歌うファビオ。


◆TARJA(元NIGHTWISH)のステージで「Phantom of the Opera」とデュエットするファビオ。

こういうオペラティックなテノール歌唱ができるのが流石ですね。

◆地元イタリアのイベントでティッタ・タニ(元DGM)とIRON MAIDENの「Wasted Years」をデュエットするファビオ。

DGMの現シンガーのマーク・バジーレもメチャウマですが、ティッタ・タニも素晴らしい歌声ですね。

◆ゲスト参加実績のあるペルーのプログレッシヴ・メタルバンド、FLOR DE LOTOのステージでDEEP PURPLEの「Highway Star」を歌うファビオ。

その気になればこういうロックなスクリームもお手のもの。

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元KAMELOTのロイ・カーンがソロ楽曲を発表

2011年にKAMELOTを脱退したロイ・カーンが、「For All」というソロ楽曲を発表しました。

ロイがヴォーカルの他、ピアノやキーボードも弾いており、フレットレスベースにリーフ・ヨハンセン、ギターでギア・オラフ・アクセルセンなる人物が参加しているようですが、案の定というかメタルではない、物悲しく美しいバラード系の曲です。

なんかメンをヘラった人がこういう静かな音楽をやるというのは、ティモ・トルキ氏を想起させなくもないですが、彼と一緒にされるのはロイ・カーンにとっては心外でしょう。

まあ、トミー・カレヴィックはよくやっていると思いますし、またKAMELOTに戻れというよりは、ロイ自身にとって無理のない形で音楽を続けてくれるほうが、ファンとしても心安らかなのではないでしょうか。