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METALITE "Hunting High And Low"のMV

スウェーデンのモダン・メロディック・メタル・バンド、METALITEが、STRATOVARIUSの名曲、 "Hunting High And Low"のカヴァー動画を公開しました。

発売当時、自分がアルバイトしていたCDショップの試聴機でこの曲の鮮烈なイントロを聴いた時の衝撃は今でも生々しく覚えているのでそれほど昔の曲という気はしていないんですが、考えてみればもう20年も前の曲で、カヴァーされるのも納得の立派なクラシックです。

いや、別に新しい曲をカヴァーしてはいけないという決まりはないんですが、なんとなく10年以内にリリースされた曲をカヴァーされると時期尚早な気がしないですか?(誰に同意を求めているのか)

MVは、メンバーが揃って演奏するシーンのない「コロナ仕様」な映像で、最近多くのミュージシャンがやっている「ライブできないので動画作ってみました」的な性格のものとなっています。

そういう意味ではバンドで揃ってアレンジを詰めました、という感じのない割とヒネリのない「コピー」で、METALITEの個性がちゃんと出ているかというとやや疑問なのですが、単純に好きな曲を楽しくプレイしてみました、という雰囲気があって好感が持てます。

そしてそもそも、好きなバンドの好きな曲がカヴァーされているというだけでなんとなく嬉しくないですか?(誰に同意を求めているのか)



オリジナルのMVも貼っておきます。


イタリアのメタル系ミュージシャンによるコロナチャリティプロジェクトによる"#UNITEDWESTAND"のMV

昨今の新型コロナウィルス騒動で、既に10万人以上の感染者を出し、最も大きな被害を受けている国の一つ、イタリアのメタル系を中心としたミュージシャンが集結したプロジェクト、Italian Rock Unionが、チャリティ・シングル「#UNITEDWESTAND」のミュージックビデオを公開しました。

イタリアの『Volcano Records&Promotion』なる、おそらくはインディーズ系のレコードレーベルによる企画で、HANGARVAINというバンドのギタリストであるAlessandro Liccardoという人が作曲を手掛けています。

参加しているミュージシャンの一覧は以下の通り。

◆ヴォーカリスト(MV中の登場順)
Sergio Toledo Mosca (HANGARVAIN)
Marco Basile (DGM)
Giacomo Voli (RHAPSODY OF FIRE)
Marco Pastorino (TEMPERANCE)
Branco
Valerio Bruner
Tiziano Spigno (EXTREMA)
Alessandro Liccardo (HANGARVAIN)
Iacopo Meille (TYGERS OF PAN TANG)
Rosario Vasile (17 CRASH)
Alessia Scolletti (TEMPERANCE)
Michele Guaitoli (TEMPERANCE)


◆演奏
Alessandro Liccardo (Hangarvain) - ギター
Gabriele Sinatra (Hangarvain) - ベース
Marco Basile (DGM) - キーボード
Mirko De Maio (The Flower King) - ドラム

このブログを定期的に読んでいただいているような方であれば、RHAPSODY OF FIREやDGM、そしてTEMPERANCEあたりはご存じなのではないでしょうか。TYGERS OF PAN TANGの現Voもイタリア人でしたね。

同国のメタル・シンガーの中では最も国際的に有名なクリスティーナ・スカビア(LACUNA COIL)やファビオ・リオーネ(ANGRA)などはキャスティングできないあたりがマイナー・レーベル企画ゆえという感じでしょうか。

とはいえなかなかエモーショナルな良い曲で、どのヴォーカリストもちゃんと上手いので聴きごたえがありますね。個人的には元SECRET SPHERE、現TEMPERANCEのマルコ・パストリーノの歌声が白眉だと思いました。



外出禁止の時期だけに、皆自宅みたいな所で撮影した(スマホで録ったものと思しきものも)映像を編集した、現代ならではの制作手法で作られているのがある意味イマドキですね。

イタリア赤十字への寄付ページ

そういえばこういうチャリティ企画、東日本大震災の際に日本の『Black-Listed Records』も"Metal bless JAPAN"という名義でやっていましたね。

そちらもまた、関与した人数は多いものの、ネーム・バリュー的にジャパメタ・オールスターズというにはちょっとマイナーな顔ぶれ(失礼)で、果たして実際にあの活動で集められた金額がいかほどなのかという疑問はありますが(というか制作費をペイできたのでしょうか…)、こういうことはまずアクションを示すことが重要ですよね。

以下のMVは2016年に公開/発売された第3弾のもので、震災の直後だけでなく、継続した活動になっているのが素晴らしいですね。その志に対し、再生回数はいささか寂しい感じですが…。




そしてもちろんこういう「メタル・チャリティ・ソング」の元祖にして究極は故ロニー・ジェイムズ・ディオ主催のアフリカ飢餓救済チャリティ・プロジェクトHear N' Aidの"Stars"。



正直これはLIVE AIDとか"We Are The World"のような当時の「チャリティ・ブーム」の乗っかった、話題作りとメタルのイメージ改善を狙ったちょっと下心を感じるプロジェクトですが、今回の新型コロナ騒ぎは、これくらいのビッグ・プロジェクトにしてもいいくらいの話になりつつあるような気がします。

もちろんこうして大人数が一堂に会して、みたいなことは絶対に無理(というか集まっちゃダメ)ですが、最近、ライブが次々と中止になってやることがなくなったミュージシャンが次々と自宅で録ったような動画をアップしていることからもわかる通り、動画の制作・投稿自体は気軽にできる時代ですし、今日び実際に顔を合わせずともネットを介してコラボをすることが容易な時代なので、誰かビッグ・ネームが音頭を取れば実現はそれほど困難ではない気がするのですが、どうなんでしょう。

ACCEPT "Pandemic" のMV

外出自粛の週末が明け、世の中的に新型コロナウィルスに対する警戒感がまた一段高まった気がします。

私の勤める会社の取引先は数千人から数万人規模の社員を抱える企業も多いですが、やはりそういう企業では罹患者はともかく、濃厚接触者はぼちぼち出てきているという感じのようです。

新型コロナウィルスに罹患した志村けん氏の急死は、一般市民のレベルでも新型コロナウィルスの脅威が自分ごと化されるきっかけになるのではないでしょうか。

こんな状況で私が思い出した曲はACCEPTが2010年にリリースした"BLOOD OF THE NATIONS"収録の"Pandemic"でした。

同じような人は多かったようで、YouTubeのMVにもここ1ヶ月ほどで多くのコメントが付いています(苦笑)。

20年ほど前の炭疽菌騒ぎの時のANTHRAXのように変な叩かれ方をしないといいのですが…。

新型コロナウィルスに対してはもちろん正しく恐れ、警戒するべきですが、その恐れが行き過ぎるとトイレットペーパーが店頭からなくなる、みたいな妙なことが起きてしまうので、こういう時こそ冷静にバランス感覚を持たないといけませんね。

とりあえずこの"Pandemic"のギター・リフは、2010年代を代表する名リフだと思います。

バンドの演奏風景にアメコミ風のエフェクト処理をしたMVもカッコいいです。



そしてもちろんACCEPTはライブも抜群にカッコいい。4月に予定されていた来日公演の延期は残念ですが、1日でも早くバンドが安心してライブができ、我々が参加できる状況になるよう、今は自分にできること(それは手洗いの徹底や外出の自粛などささやかなことですが)をやるしかありませんね。



SCORPIONSの『モスクワ・ミュージック・ピース・フェスティバル 1989』オフィシャル・ライブ映像

1989年にソビエト連邦(当時)の首都モスクワのレニングラード・スタジアム(現ルジニキ・スタジアム)を中心に開催され、10万人以上のオーディエンスを集めた伝説的ロック・フェスティバル、"Moscow Music Peace Festival 1989"。

このフェスティバルにおけるSCORPIONSのライブ・パフォーマンス映像がなぜか最近になって彼らの公式YouTubeチャンネルで公開されていました。

このフェスティバルの模様は過去に映像商品化されているという意味では別にレアなものではありませんが、今現在入手しやすいかというと決してそうではないので、ありがたい公開です。

このフェスティバルはソ連において観客が立ち上がって観ることができた最初のコンサートで、ソ連政府はこの日のために天候を晴れにするロケット(そんなものあるんですね)を打ち上げたという話があるので、凄いイベントであることは間違いありません。

ちなみにこの歴史的なフェスティバルに出演していたのはBON JOVI、OZZY OSBOURNE、SCORPIONS、MOTLEY CRUE、CINDERELLAにSKID ROWというHR/HMバンドばかり。

たまたまその時期欧米で人気があるポップ・ミュージックのジャンルがHR/HMだったから、と言われてしまえばそれまでですが、HR/HMってこういう歴史的な貢献のようなものもしているのにあまりその辺も評価されていない気がします。

ヘッドライナーはBON JOVIでしたが、SCORPIONSはその前年1988年に単独公演も行なっていたので、既にファンベースもあり、ただでさえロックに飢えていたソ連の若者の盛り上がりはかなりのものです。

1988年の初公演の時と、1989年のこの公演におけるソビエト連邦における「空気の変化」をSCORPIONSのメンバーが感じ取った結果、HR/HM史上最もワールドワイドで売れたシングルとなった名曲"Wind Of Change"が生まれたそうです。

2019年12月4日現在公開されているのは以下の5曲。80年代、最もエネルギッシュなライブをするバンドとしての評価をほしいままにしていた彼らならではのキレキレなパフォーマンスが楽しめます。










GALNERYUSのYAMA-B時代のMVが公式チャンネルでHD公開

NEWアルバム“INTO THE PURGATORY”も素晴らしかったGALNERYUSの公式YouTubeチャンネルで、前任ヴォーカリストであるYAMA-B時代のMVがバンドのオフィシャルYouTubeチャンネルで公開されていました。

小野正利加入後に飛躍的にメジャー感を増し、人気もひと回り高まった観があるわけですが、デビュー以来のファンとしてはこれらの楽曲、特に最初期のものには強い思い入れがあります。

デビュー作収録の"Struggle For The Freedom Flag"の衣装などは今観ると本人たちには気恥ずかしさもあるでしょうし(この衣装でのライブを観たことがあることは、今となってはちょっとした自慢です/笑)、VoとGのデュオ形態だったことも含め、新しいファンには奇異に映るかもしれませんが、それはそれで「人に歴史あり」という感じで、味わい深いですね。