GYZE "龍吟"のMV

日本を代表する、いや、ここではあえて「北海道を代表する」と言おう、メロディック・デス・メタル・バンド、GYZEによる「北海道150周年記念ソング」、"龍吟"のMV。

「北海道150周年記念ソング」とは何ぞやと思って調べてみると、2006年に設立された「札幌なにかができる経済人ネットワーク事務局」という組織が中心となって今年「北海道150年物語」プロジェクトなるものを行なっているようだ。

てっきり北海道のお役所イベントなのかと思いきや、これとは別に「北海道150年事業」という北海道庁による別の動きもあるようなので、こちらはあくまで民間主導、とはいえお役所の公認も得てますよ、みたいなノリの事業のようだ。

正直東京に住んでいると全く目にしないない動きだし(そういう意味でこの曲のリリースは意味があったのだと思うが)、北海道に住む人にもどれだけ認知されているのか謎ではあるが、支援者を募集しているこういう動きに乗っかっていくGYZEの姿勢は個人的には積極的でいいと思う。

ガッツリお役所仕事であれば、きっと「デス・メタルはちょっと…松山千春とかGLAY、今ならサカナクションにお願いしたい」みたいなことになり、そういう大物にオファーしたらギャラで折り合わず交渉しているうちに150周年が過ぎる、みたいなことになったと思われるので、なかなか上手いことやったのではないかと。

楽曲自体は彼らの楽曲の中で飛び抜けた出来だとは思わないが(事業理念を踏まえて彼らなりに一般受けを狙ってクサさを抑えている?)、マンガ仕立てのMVと共に観るとそれなりにグッと来るものはあるのではないでしょうか。

てか、このストーリーって北海道150周年と関係あるんですかね?(苦笑)。

当時の開拓民が味わった苦難とか、アイヌ民族の悲哀についてとか、もっとそれっぽいテーマで曲を作ることもできたんんじゃないかと思うのですが(後者だと北海道開拓を否定することになりかねませんが/笑)。

日本における北海道を、欧州における北欧(もちろんメタル・ファンにとって北欧が特別な地であることは承知の上で)と位置付けている彼らには、それくらいの「地元愛」を表現してほしかったですけどね。

ただ、この曲よりシングルCD1曲目の"Japanese Elegy"の方が、「らしい」泣きメロ満載で良い感じなので、次のアルバムへの期待を膨らませたいと思います。



ついでに、2015年に彼らがLOUD PARKに出演した時の映像も先月公式にアップされていたので貼っておきます。



TRIXTER "One In A Million"のMV

なぜか最近YouTubeの「あなたへのおすすめ」にやたらと出てくるので、TRIXTERの1990年リリースの、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムからのシングル曲"One In A Million"のMVを取り上げてみます。

このYouTubeのパワー・プッシュは、現在JOURNEYとのジョイント・ツアーを行なっているDEF LEPPARDから家族の問題でフィル・コリン(G)が一時離脱している穴を、このTRIXTERのスティーブ・ブラウン(G)がピンチヒッターで埋めているからですかね?(多分関係ない)

さて、1990年といえば、HR/HMの大衆ポップ化が行きつく所まで行ったタイミングだけに、こちらも超ポップで健康的。

とはいえこの楽曲クオリティ、このルックスで全米28位のスマッシュ・ヒット、ゴールド・ディスクがやっとだったのですから、やはりもう飽和しきっていたということなのでしょう。

今となっては『Frontiers Music Srl』に所属するしかない、絶滅危惧種みたいなサウンドですが、個人的にはこの手の音が流行っている時代に物心がついた世代なので、軟弱メタルと言われようと、嫌いにはなれない音だったりします。



NERVOSA "Kill The Silence"のMV

ブラジルの女性3人組スラッシュ・メタル・バンド、NERVOSAの、6月1日に『Napalm Records』からリリース予定のサード・アルバム、"DOWNFALL OF MANKIND"からの先行公開MV。

デビュー・アルバム"VICTIM OF YOURSELF"は『Spiritual Beast』から日本盤が出たものの、セカンド"AGONY"は日本盤が出なかった所を見るときっと売れなかったのでしょう。

かく言う私も全然興味がなかったのですが、たまたま観てみたらこれは相当カッコいい。とても女性トリオでプレイしているとは思えない、初期のSODOMやKREATORといったB級ジャーマン・スラッシュに通じるEvilなスラッシュ・サウンドの凶悪・狂暴なアグレッションが爽快なまでに炸裂している。

そしてフロントのおっかない肉食系お姉たま二人も、よく見ると結構美人で素敵だが、何と言っても昨年加入した21歳のドラマー、Luana Damettoちゃんのクールな佇まいに胸キュン(死語)。

ほぼ無表情のままこんなエキサイティングなドラムをプレイするなんて…。
好きになっちゃいました(ポッ)。

THRASH DOMINATIONはどうせベテランの持ち回りみたいなラインナップで続いていくのだと思うので、EVPさん、来日させてくれませんか?(笑)

GRAHAM BONNET "Night Games"のMV

今日はこの曲を聴きたい気分ですよね。
皆さん何らかの形でニュースに接してそういう気分になっていると思います(?)。



いや、私は世代じゃありませんが、もちろん西城秀樹の存在は充分認知しております。
ご冥福をお祈り申し上げます。




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FEANOR "We Are Heavy Metal"のMV

現RIOT Vのドラマー、フランク・ギルクライストが在籍しているアルゼンチンのバンドの曲。

といっても、バンド自体は1996年から活動しているようだが、フランクが加入したのは2016年。彼が長年メイン・バンドとしてきたVIRGIN STEELEを2015年に脱退した後のこと。

同時にドイツのWIZARDのヴォーカリスト、スヴェン・ダンナも加入し、その二人が在籍しているラインナップでバンドのサード・アルバムとなる"WE ARE HEAVY METAL"が2016年に発表されており、ここで取り上げたのはそのタイトル曲のMV。

なにぶん日本盤も出ていないようなマイナー・バンドなので詳しいことはよくわかりませんが、とりあえずタイトルがすがすがしいじゃありませんか。

すごく良い、とまでは言い難いものの、意外と展開が豊かでフックのあるパートもあるし、WIZARD同様メタルに忠誠を誓った者であれば嫌いになれない、愛すべきサウンドです(笑)。