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2019年8月 気になる新譜

『BURRN!』のレビューを読んでいたら、今月は結構気になるタイトルが多かったので、備忘録的にメモ。

ジャケット画像はAmazonへのリンクになっているので詳細はそちらからどうぞ。

HAMMERFALL "DOMINION"(8月16日発売)


来日公演も決まっているスウェーデンの国民的(?)正統派パワー・メタル・バンドの11作目。



SONATA ARCTICA "TALVIYÖ"(9月4日発売)


元メロディック・パワー・メタル・バンドのデビュー20周年を飾る10枚目のアルバム。



ASTRALIUM(8月23日発売)


イタリアの女性Voによるシンフォニック・メタル・バンドのデビュー・アルバム。



CHAOS MAGIC "FURYBORN"(8月7日発売)


チリの女性Vo(美人)シンフォニック・メタル・プロジェクトの2作目。



EQUILIBRIUM "RENEGADES"(8月16日発売)


ドイツの人気シンフォニック・フォーク・メタル・バンドの6作目。ただしフォークの要素は殆ど消えてモダンになってる。



FREEDOM CALL "M.E.T.A.L."(8月21日発売)


ドイツのベテラン・メロディック・パワー・メタル・バンドの10作目。最近「メタル」の打ち出しが強いですね。



◆NARNIA "FROM DARKNESS TO LIGHT"(8月7日発売)


クリスチャン・リレグリン(Vo: DIVINEFIRE, GOLDEN RESURRECTION)を擁する北欧メロディック・メタル・バンドの再結成第2弾。



NORTHTALE "WELCOME TO PARADISE"(8月21日発売)


元TWILIGHT FORCEのクリスチャン・エリクソン率いるメロディック・パワー・メタル・バンドのデビュー作。Evoken Festでの来日も決定している。



SAINT DEAMON "GHOST"(8月28日発売)


ロニー・ミリアノヴィック率いるメロディック・パワー・メタル・バンドの10年ぶりの3rdアルバム。



TWILIGHT FORCE "DAWN OF THE DRAGONSTAR"(8月16日発売)


新Voにアレッサンドロ・コンティ(TRICK OR TREAT, LUCA TURILLI'S RHAPSODY)を迎えたエピック・パワー・メタル・バンドの3作目。



VISIONATICA "ENIGMA FIRE"(8月7日発売)


ドイツの女性Voシンフォニック・メタルのセカンド・アルバム。



んー、今月のトップ・プライオリティはやっぱりNORTHTALEとTWILIGHT FORCEかな(結局メロスパー)。

『B!』誌のクロスレビューのトップだったのはMICHAEL SCHENKER FESTでしたが、これは9月20日発売なので、本来来月号で扱うべきだったのでは? 大人の事情だとは思いますが。

HELLOWEEN "Pumpkins United"のライブMV

カイ・ハンセン(G, Vo)とマイケル・キスク(Vo)が限定(?)復帰したHELLOWEENが2017年から2018年にかけて行なったワールド・ツアー<PUMPKINS UNITED>の、10月2日に日本先行発売されるライブ映像作品"UNITED ALIVE"より、"Pumpkins United"の"Wacken Open Air 2018"におけるライブ映像がYouTubeで公開されています。

私の2010年代のメタル・ライフにおける最大のハイライトと言っても過言ではないかもしれないこのライブ、カイとマイケルがいた過去のファンも、アンディがフロントを務める現ラインナップのファンもみんなハッピーになれる(ローランド・グラポウとウリ・カッシュを除いて、ですが…)、最高のリユニオン・ツアーでした。

その最高にハッピーな感じは、この映像からもひしひしと伝わってきて、これはマスト・バイだなと確信します(いや、80年代のHELLOWEENしか認めない、という人とってはそうでもないのかもしれませんが…)。

普段は安いDVDを買う派だけど、これは値段も一緒だし(枚数が少ないから?)Blu-rayで買っちゃおうかな。

これはもう、過去も、現在もどちらも魅力と人気があるHELLOWEENだからこそできる特別なツアーだったと言えるでしょう。こういう特別なバンドをきっかけにメタルを好きになれて、自分は本当に幸せなメタル・ライフを送れているんだなとあらためて思います。



MAJESTICA “ABOVE THE SKY” アルバム・レビュー

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2016年にギタリストとしてSABATONに加入したことで一躍知名度を上げたトミー・ヨハンソン(Vo, G)が、これまでREIN XEED名義でやっていた自身のプロジェクトをMAJESTICAと改名してリリースした再(?)デビュー・アルバム。

これまでREIN XEED名義で2008年から2013年までの間に6枚のオリジナル・アルバムと2枚の企画盤と、年に1枚以上のペースで精力的に音楽をクリエイトしていたトミーが、数年前には断ったというSABATONへの加入に踏み切ったのは知名度やお金、人脈などを得るための、いわゆる「売名行為」だったのではないかと推察するが、その選択は本作が大手"Nuclear Blast"からリリースされている事実と、この仕上がりから考えて正解だったと言えるのではないだろうか。

基本的な音楽スタイルはREIN XEED時代となんら変わらないピュアな欧州型メロディック・パワー・メタルだが、全ての面で洗練され、グレードアップしているのは明らかで、きっとあのままREIN XEEDとして創作を続けていたらこうはならなかったことだろう。

元々メロディ・メーカーとしての作曲センスは充分だったトミーだが、ライブ・バンドとして卓越した存在であるSABATONで数多くの大きなステージを経験したことが活きているのか、これまでよりもライブで映えそうな楽曲に磨かれている。

SINERGYやDIONISUS、SAINT DEAMONなどのドラマーとして知られ、多くのバンドの裏方仕事を経験しているロニー・ミリアノヴィックを共同プロデューサーに迎えたことも、本作のサウンド・プロダクションを含めたメジャー感の向上に寄与しているに違いない。

自分でだいたいのことができてしまう人ほど、外部の専門家に関わってもらったほうが往々にして良い物になるんですよねえ…(あの大御所ギタリストに言ってます/笑)。

トミー自身の歌声は甘さがあって多少好き嫌いが分かれそうだが、かつてやや不安定だった高音域も力強さを増し、2017年にVoが脱退したTWILIGHT FORCEの代役シンガーとしてステージに立った(つまり、純粋にシンガーとしてニーズがあった)のも納得のクオリティで、この手のジャンルのメタルが好きな人なら減点要素になることはないであろう歌唱を聞かせている。

元GAMMA RAY, HELLOWEENのウリ・カッシュ(Dr)の参加(アルバムのみ)も話題のひとつではあるが、作品自体にこれだけのクオリティがあれば、「ちょっと箔をつけた」以上の意味はないだろう。

このバンドがブレイクしたら、ステージ上で「イジられ役」にされてしまっているSABATONはさっさと脱退しちゃいそう(笑)。

なお、#4 “Motley True”はMOTLEY CRUEについての歌でも、LAメタルっぽい曲でもありません(笑)【86点】


これは"Eagle Fly Free"のオマージュ・ソングでしょうね。歌詞にも"No Eagles Flying Free"というフレーズが登場するし。


こういう80年代っぽい曲もまたいい。